研究課題
若手研究(B)
自然免疫系は病原体に対する生体防御応答に重要である一方、その制御機構の破綻は自己免疫疾患などの病態発症を引き起こす。本研究では自然免疫応答に重要な転写因子IRF5の活性化機構と抑制機構を解析した。その結果、IRF5はユビキチン化された後にリン酸化されて活性化型となり、IRF5と結合するタンパク質Lynがこれらの翻訳後修飾を抑制することで、IRF5が過剰に活性化しないように調節していることを明らかにした。これらの制御機構を応用することで、全身性エリテマトーデスなどのIRF5が関与する疾患の治療法開発につながることが期待される。
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