研究課題
若手研究(B)
アトピー性皮膚炎の病変表皮で高発現するサイトカインTSLPに応答する皮膚樹状細胞サブセットの同定を行い、ヘルパーT(Th)細胞の機能分化における役割、TSLPの発現により産生されたTh細胞由来サイトカインが表皮の性状変化におよぼす影響について検討した。成果として、TSLPに応答する樹状細胞サブセットは少なくとも5集団存在する可能性が示唆され、一部はTh2サイトカインを産生するTh細胞への分化を促進する作用を持つことが明らかになった。また、Th2サイトカインの産生は、表皮ケラチノサイトでいくつかの転写因子の発現の誘導や活性化をもたらすことが明らかになった。
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