研究課題
若手研究(B)
1999年の検診受診者1235名のうち、糖尿病治療中、空腹時血糖値≧126mg/dL、HbA1c値≧6.0%、HOMA-IR≧1.73の者を除外した564名を対象とし、アルドステロン濃度(3分割)と10年後のメタボリック症候群への進展との関連を解析した。結果、アルドステロンの濃度とメタボリック症候群の進展に関しては有意な結果が得られなかったが、インスリン抵抗性への進展に関しては有意な関連を認めた。本結果からは、アルドステロンが独立してメタボリック症候群の前段階といえるインスリン抵抗性の進展に作用することが考えられたが、今後さらにデータを蓄積し、より長い期間での解析にむけて努力していく。