研究課題
若手研究(B)
癌において癌幹細胞と呼ばれる特殊な細胞集団の存在が明らかとなってきた。癌幹細胞は非常に高い腫瘍形成能を持ち、また、既存の癌治療(抗癌剤、放射線)に対し治療抵抗性である。この癌幹細胞を標的とした新たな治療法を開発することは、癌研究において非常に重要である。本研究ではノッチシグナル経路、TGF経路が食道扁平上皮癌の癌幹細胞の維持に重要であることに着目し、これらのシグナル阻害剤が癌幹細胞に対する新たな治療法として使用できないかを検証した。ノッチシグナル阻害剤、TGF阻害剤を用いることで、癌幹細胞は有意に抑制され、これらの阻害剤が癌幹細胞を標的とした新たな治療法となる可能性が示唆された。
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American journal of cancer research
巻: 4 ページ: 29-41
Carcinogenesis
巻: Epub ahead of print 号: 2 ページ: 272-281
10.1093/carcin/bgt343
Journal of gastroenterology
巻: in press