研究課題/領域番号 |
25860531
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
稲富 理 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (70530351)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 膵線維化 / 筋線維芽細胞 / Wnt / 膵筋線維芽細胞 |
研究成果の概要 |
本研究は膵筋線維芽細胞におけるWntシグナルを介した膵線維化進展機序の解明を目的とする。Micro array assayによる網羅的解析では培養細胞においてIL-1がWnt2および5aの発現を強く誘導した一方で、Wnt4の発現は抑制された。IL-1はWntの核内転写因子であるRUNXの発現を誘導した。またTGF-βの刺激によりWnt4の発現が誘導された。セルレイン誘導慢性膵炎モデルマウスの線維化領域ではWnt4,5aの発現が共に亢進していた。膵慢性炎症の場におけるサイトカインとWntの関係性が明らかとなり、複数の転写因子を介した相互作用による線維化進展への関与が示唆された。
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