研究課題
若手研究(B)
本課題は消化器がんの遺伝的組織内多様性を単一細胞レベルで解析することを基礎的なコンセプトとして実施された。当初は胃がんをモデルとして組織内クローナリティの変化と薬物耐性解析を実施する計画であったが実施困難であり、大腸がんをモデルとしてがん幹細胞性を中心に組織内クローナリティの解析を実施した。ヒト大腸がんの臨床検体よりCD44陽性細胞集団を分離しオルガノイド形成させることに成功した。また、CD44陰性細胞集団に対しても上皮間葉転換を誘導することで同様にオルガノイドを形成することを見出し、その過程にTWIST1およびTGF-βシグナルが関連していることを示した。
すべて 2016 2015 2014
すべて 学会発表 (12件) (うち国際学会 5件)