研究課題
若手研究(B)
我々は胸やけ症状発現メカニズムと食道でのプロスタグランジンE2(PGE2)との関与につき検討を行っている。今回,健康成人に対しプロスタグランジンの抑制剤であるジクロフェナクを投与することで,食道内PGE2が減少し,同時に食道内酸還流に伴う胸やけ症状も抑制されることが判明した。従って食道内PGE2が胸やけ症状の発現に関与していることが裏付けられた。現在,GERD患者の胸やけ症状と食道内PGE2レベルとの相関に関する検討と合わせて,末梢・中枢神経系でのプロスタグランジン発現と食道知覚との関係につき動物実験モデルを用いた検討を行っており,胸やけ症状発現メカニズムのさらなる解明が期待される。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 1件)
Clinical Gastroenterology and Hepatology
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