分泌型ホスホリパーゼA2とその受容体を基盤とする心血管再生の機序解明と治療薬開発

• 研究課題/領域番号: 25860591
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 循環器内科学
• 研究機関: 公益財団法人東京都医学総合研究所 (2014-2015); 山梨大学 (2013)
• 研究代表者: 渡辺 一広 公益財団法人東京都医学総合研究所, 生体分子先端研究分野, 研究員 (50535549)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2016-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2015年度)
• 配分額: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2013年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
• キーワード: ホスホリパーゼA2受容体 / 心血管病 / PLA2受容体 / 心筋梗塞 / 血管新生 / 線維芽細胞

研究成果の概要

ホスホリパーゼA2（PLA2）とその受容体は、様々な形で生体応答に深く関与していることが示唆されている。本研究では、分泌型ホスホリパーゼA2（PLA2）とその受容体の心血管再生への関与を解明し、PLA2受容体を標的とする有用な心血管病予防・治療薬を開発する論理基盤の構築を目的とした。その結果、PLA2受容体がPLA2とは独立して線維芽細胞の遊走促進機能を介して心筋梗塞後の心破裂を抑制することが明らかとなった。

研究成果

• [雑誌論文] c-type lectin domain and fibronectin-like type II domain of phospholipase A2 receptor 1 modulate binding and migratory responses to collagen (2015)
  • 著者名/発表者名: Soichiro Takahashi, Kazuhiro Watanabe et al.
  • 雑誌名: FEBS Letter 巻: 589 ページ: 829-835
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Lack of phospholipase A2 receptor increases susceptibility to cardiac rupture after myocardial infarction. (2014)
  • 著者名/発表者名: Mishina H, Watanabe K, Tamaru S, Watanabe Y, Fujioka D, Takahashi S, Suzuki K, Nakamura T, Obata JE, Kawabata K, Yokota Y, Inoue O, Murakami M, Hanasaki K, Kugiyama K.
  • 雑誌名: Circ Res. 巻: 114 号: 3 ページ: 493-504
  • DOI: 10.1161/circresaha.114.302319
  • 査読あり / オープンアクセス