研究課題
若手研究(B)
急性冠症候群の病態の首座である動脈硬化プラーク不安定化と破綻には炎症性単球が関与している。我々は炎症性単球の制御によりプラーク破綻が予防できると仮説し、マウスモデルにおいて検討を行った。プラーク破綻治療に対する炎症性単球(Ly-6Chigh単球)を標的としたポリ乳酸グリコール酸(PLGA)ナノ粒子を用いたドラッグデリバリーシステム(ナノDDS)を確立した。このナノDDSによるHMG-CoA還元酵素阻害薬、ピタバスタチンの単球選択的送達により、末梢血への炎症性単球の動員を抑制し、ApoE-KOマウスにおけるプラーク破綻の予防が可能となり、新規治療となり得る可能性が示唆された。
すべて 2014
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)
Circulation.
巻: 129 号: 8 ページ: 896-906
10.1161/circulationaha.113.002870