研究課題
若手研究(B)
HIRA-TAN法の標的病原微生物にCOPD増悪の原因の一つとして考えられるパラインフルエンザウイルスを追加し,前向きに症例の収集を開始した.安定期のCOPD患者19例において,喀痰培養またはHIRA-TAN法にて病原微生物を検出した例は7例あったが,現時点で菌検出の有無と,増悪・症状との関連を指摘することはできなかった.COPD増悪例において,後ろ向きなものも含め解析を行ったところ,喀痰培養では115例中40例(34%)で常在菌以外の細菌を検出,HIRA-TANでは52例(45%)と,培養より多くの病原微生物を検出しており,COPD増悪の原因菌検索法として有用な可能性が示唆された.
すべて 2015 2013
すべて 学会発表 (3件)