研究課題
若手研究(B)
本研究では、糖尿病腎症で観察されるNotchシグナルを介した糸球体上皮細胞の細胞死とRho-kinase(ROCK)の関連性を検討した。糸球体上皮細胞培養株と2型糖尿病モデルマウスを用いた実験から、ROCKの作用を薬剤やsiRNAを用いて抑制することによって、Notchシグナルの過剰な活性化や糸球体細胞死、尿中への脱落を抑制できることが明らかになった。また、この作用にはROCKアイソフォームのうちROCK2が主に関与していた。ROCK阻害薬は既に心血管領域で臨床応用が進められているが、腎症に対してはROCK2選択薬な阻害薬がより有効である可能性がある。
すべて 2014 2013 その他
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (6件) 図書 (2件) 備考 (1件)
Am J Physiol Renal Physiol.
巻: 307 号: 5 ページ: F571-F580
10.1152/ajprenal.00113.2014
Clin Exp Nephrol.
巻: in press
Exp Neurol.
巻: 247 ページ: 438-446
10.1016/j.expneurol.2013.01.012
Kideny Int
巻: (in press) 号: 3 ページ: 545-554
10.1038/ki.2013.130
Biochemical and Biophysical Research Communications
巻: 435 号: 2 ページ: 171-175
10.1016/j.bbrc.2013.04.091
http://www.diabendo.jp/study/complication.html