研究課題
若手研究(B)
Beta-2-glycoprotein I(B2GPI)は抗リン脂質抗体症候群(Anti-phospholipid syndrome: APS)の主要抗原である。本検討では、抗B2GPI抗体による補体活性化への影響を解析した。その結果、C3とB2GPIの結合には抗B2GPI抗体による影響は認められなかったが、C5b-9複合体形成およびC3aによる血管透過性について、B2GPIによる抑制効果は抗B2GPI抗体存在下で有意に阻害された。このことから抗B2GPI抗体はB2GPIとC3 の結合の後に続く、補体カスケード制御に対し、B2GPIの持つ補体制御効果を抑制するものと考えられた。
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Current Angiogenesis
巻: 3 ページ: 132-138