研究課題
若手研究(B)
急性骨髄性白血病は、標準的な治療により約40%の方に治癒を期待できる。しかし残りの難治性白血病を克服するには、さらなる病態の解明が必要である。近年、細胞の運命決定を制御するNotchシグナルが、造血器腫瘍において腫瘍化と腫瘍抑制の2面性を持つことが報告された。我々は急性骨髄性白血病に対してNotchシグナルが腫瘍抑制的に働く事を本研究で報告した。またNotchシグナルの下流ターゲットとしてチロシンキナーゼ遺伝子であるFlt3を同定した。さらにNotch抗体を用いた白血病治療モデルでは、白血病発症の抑制を認め、Notchシグナルを利用した新規治療薬の可能性が示唆された。
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Leukemia
巻: 29 号: 3 ページ: 576-585
10.1038/leu.2014.281