研究課題
若手研究(B)
慢性骨髄性白血病(CML)の完治はBcr-Abl融合チロシンキナーゼ阻害剤(TKIs)のみでは困難であり、その一因に骨髄腫瘍環境由来治療抵抗性がある。我々はGalectin-3(Gal-3)がCMLにおける骨髄腫瘍環境由来治療抵抗性に重要な分子であることを突き止め、更に①Gal-3過剰発現CML細胞培養上清ではがん細胞の増殖を抑制するSERPINA1が特異的に消失すること、②PP2A活性化剤FTY720はGal-3誘導性TKI抵抗性を克服しうること、③Gal-3過剰発現CML細胞株ではがん幹細胞や薬剤抵抗性のマーカーであるALDH1の発現が亢進することを明らかにした。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 3件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (2件)
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