研究課題/領域番号 |
25860794
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
血液内科学
|
研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
和田 妙子 自治医科大学, 医学部, 助教 (30382956)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2014年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2013年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 前白血病幹細胞 / エピジェネティクス / T細胞性リンパ芽急性白血病 / ヒストン脱メチル化酵素 / 前白血病状態 / 造血幹細胞 / T細胞性リンパ芽球性白血病 |
研究成果の概要 |
ヒストン脱メチル化酵素LSD1の白血病発症における役割について解析した。LSD1の最も短いアイソフォームを造血幹/前駆細胞に強発現するトランスジェニック・マウスを作製し、骨髄細胞を解析すると未分化造血幹細胞の増加が見られた。胸腺でTリンパ球の過形成が見られたが、白血病は発症しなかった。放射線照射を行うと、休止期造血幹細胞にLSD1を発現するラインで早期かつ高頻度にTリンパ芽球性リンパ腫/白血病を発症した。 以上から、造血幹細胞におけるLSD1の強発現は、白血病発症の1次的異常であり、さらなる変異により白血病が発症すると考えられた。LSD1は、造血器腫瘍の進展阻止や治療の標的分子として期待される。
|