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中枢神経白血病の病態解析と微小環境を標的とした特異的治療の基盤開発

研究課題

研究課題/領域番号 25860857
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 小児科学
研究機関京都大学

研究代表者

加藤 格  京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10610454)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2014-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2013年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2014年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2013年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード白血病 / 中枢神経浸潤
研究概要

中枢神経浸潤白血病マウスモデルを用い、中枢神経に浸潤した白血病細胞の特徴を解析した。これまでの解析にて中枢神経由来白血病細胞で骨髄由来白血病細胞と比較して3倍以上発現が上昇している遺伝子群には正常神経細胞で高発現している遺伝子が統計学的有意に濃縮されている事が判明していたが、中枢神経由来白血病細胞で骨髄由来白血病細胞と比較して高発現している遺伝子の機能をGene Ontology(GO)解析にて検討すると正常神経活動に関わっているものが有意に多く含まれていることが分かった。これまでのマイクロアレイによる遺伝子発現解析とGO解析という異なる2つの検討で共に中枢神経浸潤白血病細胞が正常神経細胞の性質を帯びていることが分かった。
これまで中枢神経浸潤した白血病がマウスの中で白血病を再構築できることを示したが、中枢神経白血病細胞を採取し再移植するという操作を3回繰り返し、より中枢神経指向性が高まるかを検討したところ、病理上、中枢神経浸潤白血病細胞数は明らかに増加しており、病勢を反映した体重減少はより顕著となっていた。これらの中枢神経指向性が高まった白血病細胞と骨髄にいる白血病細胞の遺伝子発現を比較したところ、最初に同定された遺伝子とオーバーラップする特定の遺伝子が同定された。この遺伝子も神経で特異的に発現が高まっている遺伝子であった。現在中枢神経浸潤した患者検体を含めてさらなる解析を進めているところである。

報告書

(1件)
  • 2013 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014 その他

すべて 学会発表 (2件) 産業財産権 (1件)

  • [学会発表] 免疫不全マウスを用いた白血病微小環境の解析

    • 著者名/発表者名
      加藤 格
    • 学会等名
      京滋免疫血液勉強会
    • 発表場所
      京都リサーチパーク1号館2F
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
  • [学会発表] ヒト白血病化NOGマウスを用いた中枢神経白血病の解析

    • 著者名/発表者名
      西中 瑶子
    • 学会等名
      臨床研究総合センター研究セミナー
    • 発表場所
      京都大学医学部附属病院
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
  • [産業財産権] 白血病中枢神経浸潤関連遺伝子及びその用途2014

    • 発明者名
      加藤 格、中畑龍俊、平家俊男、渡辺亮
    • 権利者名
      加藤 格、中畑龍俊、平家俊男、渡辺亮
    • 産業財産権種類
      特許
    • 出願年月日
      2014
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書

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公開日: 2014-07-25   更新日: 2019-07-29  

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