研究成果の概要 |
PFAPAを呈する12家系、45検体について全エクソーム解析を施行した。まず遺伝性周期発熱の原因遺伝子である6遺伝子(MEFV, MVK, TNFRS1A, LPIN2, NOD2, ELANE)について病的変異の検索を行ったが、これらの遺伝子において疾患原因となりうる病的変異は認められなかった。次に各家系毎に候補変異の絞込みを行ったところ、常染色体優性遺伝形式を示す家系では26~98個、孤発家系においては1~3個の候補遺伝子が絞り込まれた。そのなかで、疾患候補遺伝子と考えられる遺伝子の検索を行ったものの、複数家系において共通して変異が認められる遺伝子は同定できなかった。
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