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統合失調症患者における感覚ゲーティング異常の詳細検討-脳磁図研究-

研究課題

研究課題/領域番号 25861016
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 精神神経科学
研究機関九州大学

研究代表者

平野 昭吾  九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 共同研究員 (10568984)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2014-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2013年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2013年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
キーワードm50 / 感覚ゲーティング / 統合失調症
研究概要

現段階では正常対照者28名および統合失調症患者2名の脳磁図測定が終了している。うち正常者15名の計測データについて予備的な解析を行った。
【結果】以下は正常対照者15名におけるm50振幅の平均測定値である。音声刺激については左半球・第一音では36±18fT/cm、第二音では28±20fT/cm、右半球・第一音では40±37fT/cm、第二音では36±38fT/cmであった。クリック音刺激については左半球・第一音では17±5fT/cm、第二音では14±5fT/cm、右半球・第一音では19±8fT/cm、第二音では19±7fT/cmであった。反復測定分散分析により、有意な聴覚刺激の種類および聴覚刺激の順番の主効果を認め、この結果よりm50振幅が聴覚刺激の種類と左右の半球に関わらず、第1音に対して第2音では有意に減弱することが認められた。
【考察】我々は先行研究として脳磁図を用いて正常者における2連発音声刺激を提示した際のm50振幅の減弱を検討しているが(Hirano Y., et al. Psychiatry Res, 2008)、今回と同様の結果を得ている。また脳磁図を用いた正常者における2連発クリック声刺激を提示した際のm50振幅の減弱については、我々の知る限りではあまりこれまでに検討されていないが、Weilandら(Weiland B.J., et al. Neuroimage, 2008)は脳内電流源を推定した上で、正常者において2連発クリック声刺激を提示した際にm50振幅が減弱することを示しており、今回の結果を支持するものと考えられる。今後は本研究の第一の目的である、ニューラルオシレーションとp50抑制との関連さらには、これらを指標とした統合失調症での感覚ゲーティング異常の検討を進めていくことが重要である。

報告書

(1件)
  • 2013 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] 統合失調症患者における感覚ゲーティング異常の詳細検討-脳磁図研究-

    • 著者名/発表者名
      平野昭吾
    • 学会等名
      第46回精神神経系薬物治療研究報告会
    • 発表場所
      千里ライフサイエンスセンター(大阪)
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
    • 招待講演

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公開日: 2014-07-25   更新日: 2019-07-29  

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