研究課題/領域番号 |
25861152
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外科学一般
|
研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
井上 亜矢子 山梨大学, 総合研究部, 病院助教 (60570265)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2013年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | HER2 / triple negative乳癌 / MHC Class I / T細胞 / siRNA / MAPK / PD98059 / MHC ClassⅠ / トリプルネガティブ乳癌 / 乳癌サブ分類 / 上皮間葉転換 / 癌幹細胞 |
研究成果の概要 |
HER2は、乳癌の分子標的治療および免疫学的治療の標的である。HER2を過剰発現する癌腫は、MHC ClassⅠを下方調整 することでT細胞による殺細胞から免疫逃避する。乳癌ではHER2の発現は MHC ClassⅠの発現と逆相関し、さらに、siRNAでHER2の発現を抑制するとMHC ClassⅠの発現は上方調整された。また、乳癌細胞株でMAPKシグナル伝達経路をブロックすると乳癌細胞のMHC ClassⅠの発現は増強することを明らかにした。この結果は、MHC ClassⅠの発現を上方調整することで免疫治療を有効にすることが可能となりtriple negative乳癌の新規治療法となり得る。
|