研究課題
若手研究(B)
イヌにおけるCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)静脈内投与の結腸運動と排便に対する効果を検討するため、CGRPを経静脈的に投与し結腸運動を測定した。CGRPの各濃度において結腸運動が誘発され、濃度依存性にその頻度は増加した。排便も誘発された。以上より、CGRPの経静脈的投与が結腸運動を誘発し、排便を誘発する可能性が示唆された。この研究成果により、副作用が少なく経静脈的投与が可能な下剤の開発につながる可能性があるものと思われた。