研究課題
若手研究(B)
喫煙関連肺腺癌のエピゲノム異常を臨床検体を用いて網羅的に探索した。TRIM58は癌部で有意にメチル化が高く、喫煙者群でメチル化が高い傾向にあった。Pyrosequencingにても同様に癌部で有意にメチル化が高かった。RT-PCRでは癌部で有意にmRNAの発現が低下していた。免疫染色でも癌部には蛋白発現が低下していた。肺癌培養細胞株A549にトランスフェクションし、セルカウントやMTTアッセイで増殖抑制が認められた。また、SCIDマウスに皮下移植を行うと、有意に腫瘍増殖を抑制した。肺癌においてTRIM58はDNAメチル化により不活性化する癌抑制遺伝子であると考えられた。
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