研究課題
若手研究(B)
乏突起膠腫において染色体1p,19qのヘテロ接合性の消失は治療反応性や予後を予測する重要なバイオマーカーだが、統一された検査法はなく、サロゲートマーカーとしてmyelin transcription factor 1-like (MYT1L)に着目し、免疫染色で判定可能な抗体の開発研究を企画した。作成済の複数のポリクローナル抗体および市販抗MYT1L抗体はMYT1L強制発現細胞をウェスタンブロット・免疫染色で認識したが、ヒト腫瘍検体を用いた検証でqRT-PCRによるMYT1L発現量との相関はなかった。WHO脳腫瘍分類の2016年改訂で必須となった1p/19q共欠失の判定法の標準化が急務である。
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