研究課題
若手研究(B)
大動脈クランプにより、背部組織酸素飽和度は直ちに低下し、大動脈クランプ5分後に15%の低下、10分後には20%の低下を認めた。10~30分後は20%の低下のまま変化を認めなかった。大動脈デクランプ後は5分間でBaselineの値まで回復した。脊髄ドレナージを開始し、髄液圧の低下を認めたものの、組織酸素飽和度の値は変化を認めなかった。本研究により、背部の組織酸素飽和度は脊髄虚血を発見するためには、有効なモニターである可能性が示唆された。しかし、背部組織酸素飽和度は脊髄血流自体を評価しているのではなく、同じ支配領域の皮膚血流を評価している可能性が高いことが示された。
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麻酔
巻: 62(3) ページ: 365-365