研究課題
若手研究(B)
1)本邦における子宮頸癌予防と健診システムを考慮する際にはHPV16型/HPV52型の臨床的意義を解明することが重要であるという結果が得られた。2)ウイルス側要因として、頸管擦過細胞中のHPV16型/HPV52型DNA型判定やウイルス量の判定が子宮頸部細胞診の推移を推定する分子マーカーとして有用である件を示した。3)宿主側要因の新知見として、子宮頸癌とDEFB4コピー数多型との関連を見いだし、いずれも子宮頸癌の発症の診断・予防に有用であると考えられた。本研究は今後、次世代シークエンス法を用いたexsome解析およびメチル化アレイ解析を行い、より詳細な宿主側要因の同定に連なることが期待される。
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