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先端糖鎖解析による胎盤由来エクソソームの周産期医療への応用を指向した研究

研究課題

研究課題/領域番号 25861512
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 産婦人科学
研究機関日本医科大学

研究代表者

岩城 隼  日本医科大学, 医学部, 助教 (30632450)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2014-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2013年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードマイクロRNA / エクソソーム
研究概要

本研究は、糖鎖解析の視点から、ヒト胎盤栄養膜由来エクソソームの同定を目指し、さらに、この胎盤由来エクソソームの糖鎖が細胞クロストークにどの様な影響を示すか検討することで、母児間免疫寛容や異常妊娠の分子病態の解明に向け研究を行いました。
①栄養膜および他臓器由来エクソソームの比較糖鎖プロファイリング:ヒト栄養膜由来絨毛癌細胞株BeWo、JEG3、ヒト肺胞上皮細胞由来腺癌細胞株A549、ラット肝上皮細胞株WB-F344などの培養上清から、超遠心機を用いた手法でエクソソームを分離・回収し、エクソソームの特徴付けを行いました。レクチンマイクロアレイ解析として、アレイ解析に適切な解析条件検討を進めるため産業技術総合研究所との研究協力体制を準備していたが、退職に伴い、その詳細な検討は課題として残りました。
②エクソソームの糖鎖が血管内皮細胞に与える影響(栄養膜―母体細胞クロストーク)検討:糖鎖改変エクソソームの取り込み実験を行うために、糖鎖欠損エクソソームの調製を進めました。また、血管内皮細胞株HUVECにおいて、BeWoエクソソームの添加により、アポトーシスを誘導することを見出しました。エクソソームに含まれる胎盤特異的microRNA(miRNA)の標的mRNA候補として、アポトーシスシグナル経路の分子が標的分子であることを見出し、3’-UTRルシフェラーゼアッセイにより、標的候補であることを証明しました。このことは、in vitroモデルにおいて、栄養膜由来エクソソームを介して母体血管内皮細胞の遺伝子発現がmiRNAにより制御されていることを示唆する新知見を得ました。さらに、BeWoエクソソームが特異的に取り込まれてアポトースを引き起こすのか、他の栄養膜細胞や臓器由来のエクソソームによっても引き起こされるのか、エクソソーム糖鎖のプロファイルを比較しながら検討を進めました。

報告書

(1件)
  • 2013 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 妊娠初期の脱落膜および末梢血NK細胞におけるマイクロRNAの発現比較解析2013

    • 著者名/発表者名
      吉武 洋
    • 学会等名
      第21回日本胎盤学会学術集会
    • 発表場所
      ウインクあいち(愛知県)
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書

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公開日: 2014-07-25   更新日: 2019-07-29  

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