研究課題
若手研究(B)
「音はきこえるが言葉はわからない」という感音難聴者では、従来の補聴器治療に限界を感じる。語音明瞭度を改善させる両耳分離補聴方式や、図形と音、すなわち視覚と聴覚を関連付けた新しい難聴リハビリ方式の可能性に注目し、フラビン蛋白蛍光イメージングを用いてマウス大脳聴覚野の反応を観察した。両耳分離補聴のデータ採取は技術的に困難であった。次に、視覚と聴覚刺激を関連付けてマウスを飼育後、関連付けられた図形の視覚刺激のみを行い、聴覚刺激なしで大脳聴覚野が反応することを発見した。難聴者に音を聞かせるだけでなく、聴覚以外の感覚刺激を利用した新たな聴覚リハビリについて、さらなる研究を続けている。
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