研究課題
若手研究(B)
抗癌剤投与の刺激により小腸からセロトニンが分泌され、それがセロトニン3受容体を刺激し、嘔気・嘔吐が引き起こされる。一般的に制吐剤として、セロトニン3受容体の阻害剤が使われている。以前我々はイリノテカン自体がセロトニン3受容体の応答を抑制することを見出した。このようにセロトニン3受容体の応答を直接調節する抗癌剤が他にもある可能性を考え、我々は一般的に使用される30種程度の抗癌剤に注目した。その結果約3割の抗癌剤が直接5-HT3受容体の応答を調節することがわかった。本研究により、これらの抗癌剤が5-HT3受容体に直接作用することで嘔気・嘔吐の副作用を調節している可能性が示唆された。
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