研究課題/領域番号 |
25861614
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
福田 慎一 筑波大学, 医学医療系, 講師 (80643246)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 低酸素 / 蛍光プローブ / 糖尿病網膜症 / 網膜静脈閉塞症 / 動物モデル / 低酸素プローブ / 網膜低酸素 / 未熟児網膜症 |
研究実績の概要 |
糖尿病網膜症,未熟児網膜症,網膜血管閉塞症など網膜低酸素関連疾患における網膜の相対的・絶対的虚血状態の終末像は病的血管新生によるところが大きい.虚血状態,つまり低酸素状態を的確に評価し早期に対処する事は,終末像に至る事を抑制するために非常に重要である.日常診療で利用されている蛍光眼底用カメラを使用するため特殊な設備を必要とせず,生体組織透過性に優れ自家蛍光の弱い波長領域である近赤外領域を用い,低酸素領域においてのみ蛍光を発するOn/Off機能を備えた近赤外蛍光低酸素小分子プローブを用いて網膜の低酸素領域をin vivoイメージングを行った.眼底(網膜)は生体内で唯一直接神経血管組織を評価する事が可能な部位であり,角膜・水晶体・硝子体は透明な組織であるため,蛍光強度が低下する事が無く直接評価が可能となる. 低酸素プローブにおけるOn/Off機能は,蛍光団がelectron donor として機能し,蛍光がoff 状態になる現象であるd-PeT機構を用いた.マウスおよびウサギの網膜静脈閉塞症モデル・動脈閉塞症モデル・未熟児網膜症モデル、眼虚血症候群モデルにおいて詳細に低酸素領域を評価可能であった.本プローブを用いて初期~~中期の低酸素状態を直接正確に評価する事は早期治療に有用である事可能性が期待される.
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