研究課題
若手研究(B)
歯科用アクリルレジンは義歯床用材料として広く用いられている。本研究では加熱重合型アクリルレジンと軟性加熱重合型アクリルレジン、シリコン製軟性裏装材を用いて曲げ強さならびに唾液処理による表面性状の変化について基礎的検討を行った。軟性加熱重合型アクリルレジンは、粉液比率を変えることで加熱重合型アクリルレジンの50%程度からシリコン製の軟性裏装材と同程度まで幅のある弾性の調整ができた。また、軟性加熱重合型アクリルレジンの唾液処理を行った後の表面粗さおよび表面ぬれ性は、PMMAと似た傾向を示した。一方、シリコン製軟性裏装材はこれらの表面性状においてアクリルレジンが示した挙動とは異なる傾向を示した。
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Interface Oral Health Science 2014: Innovative Research on Biosis-Abiosis Intelligent Interface, Springer, Tokyo
巻: 1 ページ: 45-50
