舌苔付着のメカニズムの解明～臨床応用可能な舌苔評価方法の確立～

• 研究課題/領域番号: 25862073
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 社会系歯学
• 研究機関: 東京医科歯科大学
• 研究代表者: 古川 清香 東京医科歯科大学, 歯学部, 非常勤講師 (50527322)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2016-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2015年度)
• 配分額: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円); 2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
• キーワード: 舌苔 / 口臭 / 舌乳頭 / RGB

研究成果の概要

本研究は、舌苔付着拡大標本を用いて新たな舌苔付着の評価方法を確立し、舌苔付着のメカニズムを明らかにすることを目的として行った。
本研究の結果、舌苔付着拡大標本の観察において、RGB値を用いた評価及び画面上の目視観察による評価で類似した色調の傾向が示され、評価を行った2名の診査者内一致率、診査者間一致率は高い値を示した。また、舌清掃前後の舌苔付着拡大標本の観察では、舌清掃前に比較し舌清掃後は舌苔の色及び厚みを低く評価することが可能であった。口臭を主訴にもつ外来患者を対象とした舌苔付着とその関連因子との分析では、舌苔付着の範囲は舌清掃習慣と有意に関連していることが明らかになった。

研究成果

• [雑誌論文] Factors associated with clinical and perceived oral malodor among dental students (2015)
  • 著者名/発表者名: Haslina Rani, Masayuki Ueno, Takashi Zaitsu, Sayaka Furukawa, Yoko Kawaguchi
  • 雑誌名: Journal of Medical and Dental Sciences 巻: 62 号: 2 ページ: 33-41
  • DOI: 10.11480/620202
  • NAID: 110009917295
  • ISSN: 1342-8810, 2185-9132
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著 / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Effectiveness of three oral hygiene regimens on oral malodor reduction: a randomized clinical trial (2015)
  • 著者名/発表者名: Ei Ei Aung, Masayuki Ueno, Takashi Zaitsu, Sayaka Furukawa, Yoko Kawaguchi
  • 雑誌名: Trials 巻: 16 号: 1 ページ: 31-31
  • DOI: 10.1186/s13063-015-0549-9
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著 / 謝辞記載あり
• [学会発表] Effects of Oral Hygiene Regimens on Oral Malodor Reduction (2014)
  • 著者名/発表者名: Ei Ei Aung, Sayaka Furukawa, Masayuki Ueno, Yoko Kawaguchi
  • 学会等名: 第63回日本口腔衛生学会・総会
  • 発表場所: 熊本市、熊本県
  • 年月日: 2014-05-29
• [学会発表] Self-perceived and Clinical Oral Malodor Status among Dental Students in Malaysia (2014)
  • 著者名/発表者名: Haslina Rani, Sayaka Furukawa, Masayuki Ueno, Yoko Kawaguchi
  • 学会等名: 第63回日本口腔衛生学会・総会
  • 発表場所: 熊本市、熊本県
  • 年月日: 2014-05-29