研究課題/領域番号 |
25862190
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 大阪青山大学 (2017-2018) 大阪大学 (2013-2016) |
研究代表者 |
新増 有加 (東田 有加) 大阪青山大学, 健康科学部, 講師(移行) (20432487)
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研究協力者 |
山上 北斗 メディトリックス株式会社, システム開発担当
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 未受診 / 妊婦 / 携帯電話 / システム開発 / スマートフォン / LINE / リマインダーメール / 未受診防止 |
研究成果の概要 |
本研究では携帯電話を利用した妊婦の未受診防止システムの開発を行った。メディトリックス株式会社と共同で、研究者と妊婦が双方向に通信できるシステムを開発し、週1回自宅での状況を問うメール、受診日の確認メール、未受診者への情報提供メールの3種類で構成した。 未受診妊婦の多くは若年世代であり、スマートフォンの利用率が高い。またメールよりコミュニケーションアプリであるLINEを利用する者が多く、それらに対応できるシステムに改良する必要があった。 本システムにより妊婦とのつながりを維持することで未受診防止への効果が期待できるが、システムの受容度やシステム運用上の問題については、今後の対策が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
定期的な妊婦健康診査を受診せず飛び込み出産に至る妊婦でも、医療機関や市町村の窓口を1回は訪れていることが多く、その1回のつながりを維持することが妊婦の未受診防止のためには重要である。本研究で開発した携帯電話システムを利用することで、妊婦とのつながりが維持でき、妊婦の未受診防止への効果が期待できる。 また妊婦健康診査を未受診であった母親は、出生児の健康診査も未受診になる傾向にあるという報告がある。未受診防止システムは妊婦の受診を促すシステムであるが、産後まで継続利用することで、世代間の「未受診の連鎖」を予防することにもつながる。
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