研究課題/領域番号 |
25862237
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 島根県立大学 |
研究代表者 |
松谷 ひろみ 島根県立大学, 看護栄養学部, 助教 (10642655)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2014年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 精神障がい者 / エンパワメント / 農福連携 / 農福医連携 |
研究成果の概要 |
本研究では精神障がい者の園芸・農作業を通して育まれた就労に関するエンパワメントを明らかにし,農福“医”連携モデルの作成に向け支援者の効果的な関わりを検討した。『①自己効力感が高められること』『②将来起こりうることが予期できること』等の3点が就労に向かうために必要な核であり,『(a)自分のできる部分・できない部分を認める』『(b)疾患に対する自分なりの対処行動を習得する』等の5点が就労を継続するために必要な核であった。就労に向かう前段階の支援、農業分野で就労継続するための支援、疾病管理の支援等において8点の核を意識した関わりが必要である。そして農福“医”モデルの構築をさらに進めていく必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究における精神障がい者の園芸・農作業を通して育まれた就労に関するエンパワメントの明確化は,パワーレスな存在と捉えられやすい精神障がい者を潜在的な力持った者であるという見方への変換につながる一助となる。そして,エンパワメントを促進させる効果的な関わり方を示すことで、農作業に取り組む精神障がい者に関わる農業スタッフや福祉スタッフの不安を軽減することに繋がるとともに,精神障がい者の就労環境の改善が図られることで,精神障がい者の作業効率・生産性の向上につながる。それらは,精神障がい者の自信となり,就労継続につながることが期待される。
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