研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、幼若期マウス雄性生殖細胞の放射線感受性に及ぼす放射線照射時期と線量率の影響を調査することである。高線量率で前精原細胞期にガンマ線2 Gyを照射したとき、10週齢まで飼育した後の精巣重量は減少し、不妊となった。一次精母細胞における多価染色体出現率は高線量率で精原幹細胞期にガンマ線照射したときに高くなった。一方で、いずれの照射時期・線量率においても精子染色体異常の増加は見られなかった。以上の結果から、マウスの前精原細胞は放射線感受性が高いが、照射後に生産された精子にはダメージは蓄積していないことが明らかとなった。
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