研究課題
若手研究(B)
グラビア誌面調査と主な作家のルポルタージュや旅行記調査によって明らかにした1960年代の文学の傾向を踏まえ、大江健三郎のエッセイ・小説における文体の検討を行った。特に1960年代の視覚メディアによる「知的概観的世界」(三島由紀夫)に対抗すべく、大江文学のフランス・ユマニスムを受容した独自なスタイルを論じた。また、上記の調査・検討を基として、戦中期の太宰治、戦後の原民喜、ベトナム戦争を小説化する村上春樹の試みなど、時代を拡げてメディアに抗する小説スタイルを検討した。
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原爆文学研究
巻: 14 ページ: 83-94
言文
巻: 61 ページ: 19-37
40020079473
国語と国文学
巻: 1076 ページ: 35-51
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