研究課題
若手研究(B)
細胞質型チロシンホスファーゼShp2の成熟前脳特異的なコンディショナルKO(cKO)マウスは多動をはじめとする様々な行動異常を示す。本研究では、Shp2 cKOマウスの行動異常の原因と、神経細胞におけるShp2の生理機能の解明に取り組んだ。その結果、Shp2 cKOマウスでは新奇環境刺激によって誘導される最初期遺伝子の発現およびErkの活性化が抑制されることを見出した。さらにモリス水迷路において、Shp2 cKOマウスは記憶形成に異常を示すことが明らかとなった。以上の結果から、Shp2はErkの活性化やシナプス機能を制御することで行動や記憶・学習に関与している可能性が考えられた。
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Mol. Cell. Biol.
巻: 35 号: 9 ページ: 1557-1572
10.1128/mcb.01339-14
http://biosignal.dept.med.gunma-u.ac.jp/index.php
http://www.imcr.gunma-u.ac.jp/