研究課題
若手研究(B)
生物学的に重要な糖鎖がもつ1,2-シス型グリコシド結合の立体選択的な構築法の確立を目指し、遊離可能なアルデヒド基を脱離基に持つ糖供与体を用いた効率的な分子内グリコシル化法の開発を試みた。糖供与体と糖受容体をアセタール結合によって複合体へと導き、これを用いて分子内グリコシル化反応を検討した結果、二級水酸基がフリーな複合体においては分子内でグリコシル化反応が進行することを見出した。上記研究においてチオフェニル基のオルト位にアルデヒド基を持つ糖供与体が通常のチオグリコシドは活性化されないTMSOTfなどのルイス酸によって活性化されグリコシル化反応が進行することを明らかとした。
すべて 2016 2015 2014 2013
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (30件) (うち国際学会 3件、 招待講演 1件)
Tetrahedron Asymmetry,
巻: 26 号: 20 ページ: 1138-1144
10.1016/j.tetasy.2015.08.012
Carbohydrate Research
巻: 407 ページ: 122-130
10.1016/j.carres.2015.02.002