研究課題/領域番号 |
25870160
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
量子ビーム科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
神谷 好郎 東京大学, 素粒子物理国際研究センター, 助教 (90434323)
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研究協力者 |
駒宮 幸男 東京大学, 大学院理学系研究科, 教授 (80126060)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2013年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 未知粒子探索 / 重力相互作用の検証 / 中性子ビーム / 2次元散乱分布測定 / キセノン原子ガス / 新粒子探索 / 重力 / 短距離力 / 冷中性子 / キセノン / 素粒子実験 / 重力に準ずる相互作用 / 時空構造 / 小角度中性子散乱 / 湯川型散乱ポテンシャル / 高純度ガス / 微小重力 |
研究成果の概要 |
冷中性子ビームとキセノン原子ガスの散乱角度分布を精密に測定することで、結合が弱く、まだ実験的に見付かっていない新しいスカラー粒子の探索を行った。実験は低速中性子散乱実験施設の冷中性子ビームを用い、約72時間の間散乱ターゲットに照射して、約1千万回に及ぶ散乱事象を取得した。実験結果を調べたところ、測定された散乱分布は既知の相互作用で十分に説明できるもので、未知粒子の兆候は確認されなかった。本実験の探索感度は、40ピコメートルから4ナノメートルのスケールにおいては、これまで行われてきたどの実験に比べても優れており、その結果として、未知粒子に対して世界で最も強い制限を付けることに成功した。
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