研究課題
若手研究(B)
内耳蝸牛におけるカルシウム輸送の機構に迫るため、血管条にカルシウム濃度と電位を同時に測定できる二連管ガラス電極を、生きた動物において刺入し、無酸素負荷時に起こる変化を記録した。血管条細胞外空間内のカルシウム濃度は無酸素負荷後から徐々に増加を示し、その後無酸素負荷からの解放により低下を示した。内リンパ液のカルシウム濃度は、無酸素負荷により増加を示すことが知られていることから、内リンパから蝸牛側壁の外層へ向かう方向に、カルシウムが一方向性に輸送されていることが示唆された。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (5件)
Pflugers Archiv - European Journal of Physiology
巻: in press 号: 7 ページ: 1577-1589
10.1007/s00424-014-1597-9