研究課題
若手研究(B)
生命活動には脂質膜で囲まれた細胞内小器官構造が,独自の役割を果たすこ必要がある。オルガネラの一つであるミトコンドリアの機能には,膜の主成分であるリン脂質の適切な組成維持が必須である。本研究では,ミトコンドリア内リン脂質輸送因子として唯一知られているUps1と遺伝学的に相互作用する因子のスクリーニングと機能解析を行った。その結果,新規脂質輸送候補タンパク質の同定に成功した。また精製Ups1を利用した解析により,Ups1とそのパートナータンパク質であるMdm35とのダイナミックな相互作用がリン脂質輸送に重要であることが明らかとなった。これらの発見はリン脂質輸送機構解明の一助となるだろう。
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