研究課題
若手研究(B)
本研究は、腎細胞癌(RCC)の遺伝子変異解析結果に基づいた新規標的分子のスクリーニングの有用性と標的分子のvalidationを行うことを目的とした。一次スクリーニングにより複数のエピジェネティクス関連遺伝子が有用な標的遺伝子候補として抽出された。さらにin vitroにおける二次スクリーニングの結果、得られた標的遺伝子候補のshRNA(抑制)はVHL遺伝子変異細胞において有意な増殖抑制効果を示した。また、in vivoにおいても同様の結果が得られた。以上のことから、本研究で得られた標的遺伝子候補はRCCの新規治療標的分子として期待でき、また抽出に用いたスクリーニング法も有用であると示された。
すべて 2014
すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (3件)
腎と透析
巻: 77 ページ: 770-773