研究課題
若手研究(B)
生体内の酸化還元反応を利用した薬物放出技術のコンセプトを実証するために、モデル薬物-キャリアコンジュゲートを調製し、モデル薬物の放出を検討した。薬物キャリアとしてカーボンナノチューブ/ペプチド複合体を、モデル薬物としてフルオレセインを用い、これらをジスルフィド結合で結合させた。本複合体は、グルタチオンのような生体内に存在する還元性物質によってジスルフィド結合が開裂し、フルオレセインを放出した。また、酸化還元酵素による酸化還元反応によっても薬物放出を制御できる可能性が示された。
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Photo thermal ablation of tumor cells using a single-walled carbon nanotube-peptide composite
巻: 173 ページ: 59-66
10.1016/j.jconrel.2013.10.039