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GRK6による表皮ケラチノサイトの細胞膜突起形成機構とその生理的機能

研究課題

研究課題/領域番号 25870426
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 皮膚科学
形成外科学
研究機関神戸大学

研究代表者

岡村 千絵子  神戸大学, バイオシグナル研究センター, 特命助教 (20621551)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2014-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2013年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード表皮ケラチノサイト / GRK / 細胞移動
研究概要

皮膚の表皮ケラチノサイトにおいて、細胞膜突起形成のシグナル伝達、特にGタンパク質共役受容体のPAR-2の下流で機能する分子基盤を理解することを目指した。Gタンパク質共役受容体キナーゼ(GRK)であるGRK6が細胞膜突起形成を誘導することから、PAR-2/GRK6経路に焦点をあてて解析を行った。siRNAによりGRK6をノックダウンした表皮ケラチノサイトでは、コントロールsiRNAを導入した細胞と比較して、コフィリンのリン酸化(不活性化)レベルが亢進していることを明らかにした。GRK2やGRK3をノックダウンした細胞では、コフィリンのリン酸化レベルに変化はなかった。また、GRK6をノックダウンした表皮ケラチノサイトの細胞運動能をスクラッチ法で検討した。その結果、コントロールsiRNAを導入した細胞と比較して、GRK6をノックダウンした細胞では運動能が有意に低下していることが明らかになった。GRK2やGRK3をノックダウンした細胞では変化はなかった。GRK6ノックダウンにより、コフィリンのリン酸化(不活性化)レベルが亢進しており、アクチンターンオーバーの抑制が細胞運動能の低下を導いていると考えられた。以上の結果から、GRK6は表皮ケラチノサイトにおいて、コフィリンの活性化を制御し、細胞運動能亢進に関与する因子であることが分かった。

報告書

(1件)
  • 2013 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 表皮ケラチノサイトの細胞運動能におけるGタンパク質共役受容体キナーゼ6 (GRK6)の役割2013

    • 著者名/発表者名
      牧野(岡村) 千絵子
    • 学会等名
      第36回日本分子生物学会年会
    • 発表場所
      神戸国際展示場
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書

URL: 

公開日: 2014-07-25   更新日: 2019-07-29  

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