研究課題/領域番号 |
25870511
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
疼痛学
基盤・社会脳科学
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
萩原 綱一 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00585888)
|
連携研究者 |
飛松 省三 九州大学, 臨床神経生理, 教授 (40164008)
岡本 剛 九州大学, 基幹教育院, 准教授 (90432913)
緒方 勝也 九州大学, 臨床神経生理, 助教 (50380613)
|
研究協力者 |
早水 真理子 九州大学, 麻酔蘇生学講座
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 痛み / 触覚 / 島皮質 / 触覚性鎮痛 / ゆらぎ / 痛み受容変化 / 痛覚 / 二次体性感覚野 / Pain matrix / 痛み受容 / 脳磁図 / ゲーティング |
研究成果の概要 |
島皮質および弁蓋部領域は多様な感覚入力を統合するため、触覚性入力による鎮痛機序もこの領域で生じると仮説を立てた。本研究では右前腕に対するAδ(痛覚)入力をAβ刺激(触覚)により変化させ、脳磁図を用いて触覚性鎮痛の脳内機序詳細を調べた。最小ノルム法を用いた信号源推定解析によって、痛覚に関連した脳活動は島皮質後部に、触覚に関連した脳活動は頭頂葉弁蓋部に推定された。さらに、皮質レベルでの調節を反映する、島皮質後部における痛覚関連活動の有意な抑制を認めた。視覚的評価スケールによる主観的痛みの減弱も認めた。この結果は島皮質後部における多感覚統合が触覚性鎮痛において重要な役割を担うこと示している。
|