テーラーメード治療のための血漿遊離DNAを用いた遺伝子変異モニタリングシステム

• 研究課題/領域番号: 25870518
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 腫瘍診断学; 呼吸器内科学
• 研究機関: 佐賀大学
• 研究代表者: 中村 朝美 佐賀大学, 医学部, 助教 (90457490)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2016-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2015年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2015年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: 血漿遊離DNA / テーラーメード治療 / EGFR-TKI / T790M / HGF / T790M再投与 / EGFR-TKI再投与

研究成果の概要

EGFR遺伝子変異陽性肺癌患者において重要な治療薬であるEGFRチロシンキナーゼ阻害薬（EGFR-TKI)獲得耐性機序の約50％を占めるT790M変異を非侵襲的に採取可能な血漿で検出することの有用性を検討し、獲得耐性患者の40％で血漿T790M変異が陽性であり組織とほぼ同等の良好な結果である事を示した。
また、EGFR-TKI獲得耐性機序の中で大きな割合を占めるT790M変異とHGFを血漿を用いてモニタリングすることが、EGFR-TKI獲得耐性機序の推定と、その後のEGFR-TKI再投与やT790M変異に対しても有効な第2世代、第3世代EGFR-TKIの効果予測に有効である可能性を示した。

研究成果

• [雑誌論文] Monitoring EGFR T790M with plasma DNA from lung cancer patients in a prospective observational study (2016)
  • 著者名/発表者名: Naoko Sueoka-Aragane
  • 雑誌名: Cancer Science 巻: 107 ページ: 162-7
  • 査読あり / オープンアクセス
• [学会発表] 血漿を用いたEGFR-TKIs効果予測因子の検討 (2015)
  • 著者名/発表者名: 中村朝美
  • 学会等名: 第56回日本肺癌学会学術集会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2015-11-26
• [学会発表] 血漿を用いたafatinib再投与効果予測因子の検討 (2015)
  • 著者名/発表者名: 中村朝美
  • 学会等名: 第75回日本呼吸器学会九州支部秋季学術講演会
  • 発表場所: 佐賀
  • 年月日: 2015-10-02
  • 招待講演
• [学会発表] Potential predictive markers for re-challenge with first generation and second generation EGFR-TKI (2015)
  • 著者名/発表者名: Tomomi Nakamura
  • 学会等名: 第16回世界肺癌学会
  • 発表場所: アメリカ、デンバー
  • 年月日: 2015-09-06
  • 国際学会
• [学会発表] 血漿を用いたafatinib再投与効果予測因子の検討 (2015)
  • 著者名/発表者名: 中村朝美
  • 学会等名: 第19回日本がん分子標的治療学会
  • 発表場所: 愛媛
  • 年月日: 2015-06-10
• [学会発表] 血漿を用いたafatinib再投与効果予測因子の検討 (2015)
  • 著者名/発表者名: 中村朝美
  • 学会等名: 第55回日本呼吸器学会総会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2015-04-17
• [学会発表] 血漿を用いたEGFR-TKI再投与効果予測因子の検討 (2015)
  • 著者名/発表者名: 中村 朝美
  • 学会等名: 第55回日本肺癌学会九州支部学術集会
  • 発表場所: 電気ビル共創館
  • 年月日: 2015-02-27 – 2015-02-28
• [学会発表] 血漿を用いたEGFR-TKI再投与効果予測因子の検討 (2014)
  • 著者名/発表者名: 中村 朝美
  • 学会等名: 第55回日本肺癌学会
  • 発表場所: 国立京都国際会館
  • 年月日: 2014-11-14 – 2014-11-16
• [学会発表] 血漿を用いたEGFR-TKI再投与効果予測因子の検討 (2014)
  • 著者名/発表者名: 中村 朝美
  • 学会等名: 第73回日本呼吸器学会日本結核病学会九州支部秋季学術講演会
  • 発表場所: 鹿児島県医師会館
  • 年月日: 2014-10-10 – 2014-10-11
• [学会発表] 血漿を用いたEGFR-TKI再投与効果予測因子の検討 (2014)
  • 著者名/発表者名: 中村 朝美
  • 学会等名: 第12回日本臨床腫瘍学会
  • 発表場所: 福岡国際会議場
  • 年月日: 2014-07-17 – 2014-07-19
• [学会発表] Monitoring of metastasis by detection of EGFR mutation, T790M, with plasma using animal model for metastasis of human lung cancer (2014)
  • 著者名/発表者名: 荒金 尚子
  • 学会等名: ASCO Annual Meeting
  • 発表場所: アメリカ、シカゴ
  • 年月日: 2014-05-30 – 2014-06-03
• [学会発表] 血漿を用いたEGFR-TKI再投与効果予測因子の検討 (2014)
  • 著者名/発表者名: 中村 朝美
  • 学会等名: 第54回日本呼吸器学会
  • 発表場所: 大阪国際会議場
  • 年月日: 2014-04-25 – 2014-04-27
• [学会発表] 血漿を用いたEGFR-TKI再投与効果予測因子の検討 (2014)
  • 著者名/発表者名: 中村 朝美
  • 学会等名: 第54回日本肺癌学会九州支部会
  • 発表場所: ホルトホール大分
• [学会発表] 血漿を用いたEGFR-TKI再投与効果予測因子の検討 (2014)
  • 著者名/発表者名: 中村 朝美
  • 学会等名: 第54回日本呼吸器学会学術講演会
  • 発表場所: 大阪国際会議場
• [学会発表] Monitoring EGFR T790M using plasma DNA in lung cancer patients treated with EGFR tyrosine kinase inhibitor in a prospective observational study (2014)
  • 著者名/発表者名: 荒金 尚子
  • 学会等名: 2014年米国癌治療学会
  • 発表場所: シカゴ
• [学会発表] 血漿DNAを用いたEGFR活性化型変異モニタリングシステムの確立 (2013)
  • 著者名/発表者名: 中村 朝美
  • 学会等名: 第53回日本呼吸器学会学術講演会
  • 発表場所: 東京国際フォーラム
• [学会発表] EGFR-TKI再投与症例における血漿DNAを用いたEGFR遺伝子変異モニタリング (2013)
  • 著者名/発表者名: 中村 朝美
  • 学会等名: 第54回日本肺癌学会総会
  • 発表場所: ホテルニューオータニ東京
• [学会・シンポジウム開催] 第16回世界肺癌学会 (2015)
  • 発表場所: アメリカ、デンバー
  • 年月日: 2015-09-06