研究課題
若手研究(B)
癌の発癌・進展の過程で糖鎖プロファイルは大きな変化を来す。糖鎖遺伝子発現異常が癌細胞の糖鎖構造異常、さらに生物学的特性を規定しることから、糖鎖遺伝子はバイオマーカー候補として魅力的である。大腸癌マイクロアレイデータを糖鎖遺伝子を用いてクラスタリングすることで、予後不良な新規サブタイプを同定し、かつ複数のデータセットでこれを検証した。TCGAデータ解析等により、このサブタイプが病理学的特徴、および特定のゲノム異常と関連することを発見した。候補となる糖鎖遺伝子の免疫染色および癌細胞株における機能解析により、糖鎖遺伝子バイオマーカーが大腸癌のサブタイプ同定、個別化医療につながる研究を継続している。
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