研究課題
若手研究(B)
特定の食用油摂取による脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット(SHRSP)寿命短縮における18:1脂肪酸の寄与を検討するために、我々はSHRSPに菜種油由来で18:1含量が異なる様々な油脂を摂取させて、その病態の変化を観察した。その結果、18:1脂肪酸のcis-体であるオレイン酸の増加に伴い、血圧上昇、腎障害促進などと共に、寿命が有意に短縮されたのに対し、18:1脂肪酸をほとんど含まない完全水添処理菜種油(FHCO)ではSHRSPの病態が回復し、実験中に死亡個体は観察されなかった。これらの結果より摂取油脂中の18:1脂肪酸含量はSHRSPの病態を促進させることが明らかとなった。
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