研究課題/領域番号 |
25870634
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
堀井 謹子 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (80433332)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2014年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2013年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 視床下部 / ペリニューロナルネット / ストレス / エンケファリン / 外側中隔 / 不安 / 大脳辺縁系 / 脳弓周囲核 / カルレチニン / コンドロイチン硫酸プロテオグリカン |
研究成果の概要 |
脳の視床下部は、生命維持活動に重要な本能行動、摂食、飲水、睡眠、性行動ならびに自律神経の調節を担う。視床下部は、その組織学的・化学的特徴から更に10個以上の小区域に分けられている。本研究は、最近我々が発見した新規な視床下部領域、仮称「デルタ神経核」の、①構成ニューロンの種類、②神経回路、③生理機能 の3点の解明を目指し研究を行った。その結果、デルタ神経核ニューロンは、神経ペプチドの一種であるエンケファリンを産生し、情動制御に関わる外側中隔と双方向性の神経連絡を有することが明らかとなった。また、これらニューロンは心理的なストレスに応答し、不安の制御に関与する可能性が示唆された。
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