研究成果の概要 |
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌 (MRSA) に対する新しい抗感染薬のターゲットとして黄色色素(staphyloxanthin)の生合成経路に着目し、その阻害活性物質を天然物に求めた。その結果、citridoneA および新規化合物 graphiumin 類が色素生成阻害活性を有する事を見いだした。Ciridone A に関しては詳しい活性の評価ならびに誘導体合成による構造活性相関研究を行い、活性発現には 4,5,6a-trimethyl-4,6a-dihydro-3aH-cyclopentafuran 環が結合した 3 環性の骨格が重要である事を明らかとした。
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