研究課題
若手研究(B)
磁気共鳴画像法(MRI)を用いて、自閉症スペクトラム障害(ASD)の社会相互性の障害を中心とした脳内メカニズムを明らかにすることを目標した。ASD当事者を対象とした安静時機能的MRIのネットワーク解析によって、社会性に関わる脳領域のハブとしての機能の損失だけでなく、全体的なネットワーク構造がランダム化していることを明らかにした。加えて、拡散テンソル画像と構造MRIのマルチモーダルの画像解析によって、顔認知などに関わる脳領域とそれらを繋ぐ神経線維の異常の共起を明らかにした。これらの観察から、社会相互性の障害は、ネットワークレベルで機能的だけでなく形態的にも異常があることを明らかにした。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (3件)
NeuroImage: Clinical
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PLoS ONE
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