研究課題
若手研究(B)
有害物質による環境汚染が発生した際には、汚染の環境影響を評価するために、その原因物質を正確かつ迅速に特定することが重要である。生物は環境変化に対応して生体成分を調節して適応する能力を備えている。本研究では、生物が有害物質に応答した時に見せる特異的な脂質成分組成変化パターン(バイオマーカー)を捉える方法を開発し、新しい環境分析手段とすることを目指した。水圏環境指標生物である微細藻類の一種であるラン藻の脂質をLC-MS/MSを用いて多数の脂質成分を一斉に解析する手法を開発した。また、有害金属に応答する脂質バイオマーカーを探索することが可能であることを実証した。
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